従来、洋服や布団をクリーニングするときは、近くのクリーニング店に持ち込み、数日後に受け取りに店舗に行くのが一般的です。
しかし、車離れ、単世帯で受け取れる人がいない、時間がない、物を見られたくない等の需要から宅配によるクリーニングが人気となっています。
いったい宅配クリーニングは店舗型クリーニングに比べて何が違うのか解説していきます。
それぞれの特徴による違い
それぞれの持ち込みから受け取りまでの流れの特徴を比較してみましょう。
クリーニングの流れ
店舗型クリーニングは、みなさんご存じのとおり、衣類を店舗に直接持ち込み、染み取りの箇所や気を付けてほしい等を伝えて、数日後、出来上がった衣類を取りに行くものです。
一方、宅配クリーニングは、ネットもしくはメールで申し込み、送られてきた袋に入れて取りに来てもらいます。
出来上がった衣類は畳まれた状態で送られてきて、受け取り完了となります。
品質による特徴
ネットで完結!対面不要!と言われると急に品質に対して不安を抱きませんか?
宅配クリーニングでは、クリーニング工場に運ばれ作業を行いますが、実は店舗型でもクリーニング作業自体は工場で行うものも多くなってきており、品質の差はあまり見られないと考えます。
実際に職人さんの顔や仕草を見て、信頼して頼むタイプの人にとっては、安心感という点において宅配クリーニングは物足りないかもしれません。
結果的にどちらも染み抜きがしっかりされますし、品質には問題ないといえるでしょう。
料金形態
大きな違いとしては、1点いくらという積み上げ式の店舗型クリーニングに対し、宅配クリーニングは、10点いくらというセット式が基本です。何点セットかは、頼む衣類のする種類や会社によって違います。
宅配クリーニングも1点だけ申し込むこともできますが、その場合、店舗型より少し割高になる傾向があります。
しかし、セット式を1点あたりに換算すると店舗型よりもお得になることが多いです。
また、宅配なので送料が発生しますが、5000円以上送料無料などのサービスを行っているところが多いので、少しまとめて申し込むとお得でしょう。
つまり、家にいるだけで持ち込みも受け取りもやってもらえるのに、料金は、さほど変わりないということです。
それだけでなく、宅配クリーニングは染み抜きが無料であったり、カビ防菌が無料であることが多く嬉しいサービスがあります。
労力を比較
これに関しては、当然、家にいて完了するので宅配クリーニングが楽です。
重いコートや布団などを持たずに、車も使わずに、閉店時間を気にしたりすることがないので圧倒的に宅配クリーニングが労力も生活の時間効率も良いでしょう。
また、コンビニ受け取りをすることもでき、複数の選択肢があることが喜ばしいです。
強いてあげるとすれば、とても簡単でわかりやすいですが、ネット申し込みやメールで作業箇所の指示を行うので普段、アナログ派の人は、かえって労力を使うかもしれません。
出来上がりまでの時間
宅配クリーニングは先述のとおり、クリーニング工場に運ばれて作業されるので、その場で作業ができる店舗型より時間がかかることが多いです。宅配クリーニングは地域によって3日から7日で出来上がります。
しかし、店舗型は職人の数が多くないことが多いので、繁忙期はかえって時間がかかってしまうこともあります。
安定した期間を求めたり、急いでいない方は宅配クリーニングでも良いでしょう。
その他サービス
店舗型のサービスと言えば、ポイントカードで次回、ワイシャツ1点無料、染み抜き無料、割引などがあります。
宅配クリーニングでは、染み抜き、毛玉取りが基本無料のサービスを行っている会社もあります。他にも、防カビ抗菌や会員になれば早く仕上げてもらえたり、割引価格で申し込めることもあります。
何と言っても、宅配クリーニングの嬉しいサービスは、長期保管です。毛布や冬用の布団、かさばるコートなどを来シーズンまで保管してもらえるサービスがとても便利です。
自宅の収納が空くので生活がより快適になること間違いなしです。
まとめ
宅配クリーニングと店舗型クリーニングの違いについて、解説しました。
自分の生活スタイルに合う方を利用して時間効率を上げて生活していくと、忙しい現代人にとって少し時間に余裕が出るかもしれません。
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