羽毛布団の臭いを解決!原因と臭いの取り方を徹底解説!

 購入してケースから出したらなんか臭い。去年買ったばかりなの久々に出したら臭い。使っていたら臭くなってきた。寝るたびに変な匂いがしていたら気持ちよく寝れません。

 なぜ、臭うのか心配になる方もいるでしょう。 

 ここでは、臭いの原因と臭いの取り方を紹介します。また、臭くならないために日常でできること、やってはいけない臭い取りの方法を解説していきます。

羽毛布団の臭いの原因とは?

 そもそも匂うと、自分の体臭やダニなどのハウスダスト、カビかもしれないと心配になるでしょう。

布団であれば、その可能性もあると思いますが、羽毛布団が臭っていたら羽毛布団が本来持っている臭いであることが多いです。

羽毛布団がなぜ匂いのか原因を確認してみましょう。

動物性の油性分が臭う

 羽毛布団は水鳥の羽根が使われており、この羽根に含まれる油性分が臭いの原因であることがあります。

 羽毛布団に使われる羽根の種類にグースとダッグの2種類があります。

 羽根の種類によって違いがあり、草食のグースに比べ、雑食のダッグの方が油性分を多く含むため臭いの原因になりやすい場合があります。

羽毛の加工過程における洗浄不足

 水鳥から採取した羽毛には臭いの原因である雑菌や汚れが多く付着しています。これらをきれいにする過程で洗浄不足だと、雑菌が残ったまま加工されて羽毛布団の中で繁殖して臭いの原因になります。

 また、採取したばかりの羽毛には油性分が多く含まれています。保温効果のある油性分を洗いすぎるのも良くありませんが、臭いの原因になる油性分が多く残りすぎてしまうのもよくありません。

フェザー(羽根)とダウン(羽毛)の構成割合

 羽毛布団は、フェザーとダウンを混ぜて出来ています。芯があるフェザーは、芯の中の油性分を落としづらいため、フェザーの割合が多いと臭う可能性が高くなりやすい場合があります。

 しかも、若い水鳥は比較的多くの油性分を含んでいるため、若い水鳥のフェザーを使うことで臭いの原因になりやすくなります。

 ちなみに、一般的には、羽根から芯を取り除く工程を経て出来上がる羽毛は加工コストが高いので、ダウンの割合が多いと高価になりがちです。

高温多湿の環境で保管

 いわゆる雑菌やカビが繁殖しやすい環境です。羽毛布団に限らず衣類を保管するには適さない環境は良くないです。 

 また、臭いの原因である油性分は、保温効果を高めるため洗浄の過程でも完全に除去しません。

高温多湿という環境は、臭いの原因である油性分が溶けだしやすい環境となるので避けるべきです。

長期保管で臭いがこもる

 新品の羽毛布団は、あまり匂いを感じられないかもしれませんが、保温効果がある油性分は含まれいているので少しは羽毛布団自体に匂いがあります。

 オフシーズン中、通気性の悪い押し入れなどに長期保管していると、もともと羽毛布団が持っている臭いがこもってしまうことがります。

羽毛布団の臭いを除去する方法 

陰干しでしっかり乾燥

 陰干しでしっかりと乾燥させることで、多湿が改善され、油性分が溶け出すのを抑制し臭い移りや布団そのものの臭いを軽減してくれます。

 しかし、気を付けたいのは天日干しをしないことです。生地を傷めて羽毛が飛び出しやすくなってしまいます。しかも、暖かい日光で一時的に温度が上がり油性分が溶けだしてしまうことになるので注意が必要です。

中の悪臭を押し出して空気を入れ替える

 長期間保管されていたりすると、本来、羽毛布団が持っている臭いが中でこもってしまい、久しぶりに使用すると匂いがするということがあります。

 羽毛布団の中に臭いがこもっているので、端から巻くように空気を押し出して広げるを3~4回繰り返しましょう。

匂いが溜まっているだけなので、これだけで十分に匂いが落ちます。

クリーニング店などのプロに任せる

 長期間保存していると、単に臭いがこもっているだけなのか油性分が溶けだしているのか、もしくは、カビや雑菌の繁殖、ダニの可能性もあります。

 中の空気の入れ替えをしてもダメな頑固な臭いの場合、クリーニング店に持っていくのもいいでしょう。 

 しかし、羽毛布団だけでなく敷き布団も臭いが移ってしまっているのか、臭い!という時もあるでしょう。持っていくには重いし、なんか臭いと恥ずかしいしという方には家にいながら完結する宅はクリーニングを利用すると良いでしょう。

プロに任せれば、臭いはもちろんカビ防菌もしてくれるので安心して羽毛布団を使えるようになります。

絶対にやってはいけない臭い取りの方法

家庭用洗濯機で洗濯

 基本的に羽毛布団は家庭用洗濯機で洗うことはできません。生地がとても痛みます。

 また、洗濯しても内部まで渇ききるにはとても時間がかかります。かえって生乾きが臭いを発生させてしまうのでおすすめできません。

消臭スプレーを使う

 羽毛布団の生地に染みができてしまうことがるのでおすすめはできません。

 また、臭いの発生源は羽毛布団の内部にあるので外側を消臭しても臭いが複雑になって余計に不快な臭いになる可能性もあります。

臭くならないための予防策

 臭いを解決できた!買い替えて新しくなったというあなたに、どうやったら臭くならないか日常で気を付けるポイントがあります。

適切な保管環境を創る

 臭いの発生は、高温多湿が一番よくありません。

高温にならないように押し入れにちゃんと収納することと通気性を確保することが大事です。

 たまに押し入れのドアを開けて空気を入れ替えることも重要です。また、すのこの上に通気性のある梱包材で包み保管しておくと臭いが出づらくなります。

臭いの出にくい品質を選ぶ

 やはり品質が良くない安価なものは、洗浄が不十分であったり、羽根(芯あり)を多く使っていたりします。

少し値は張りますが、長く使うものですから品質の良いものを選ぶと快適に過ごせるでしょう。

買い替えも検討しよう

 せっかく時間とお金をかけて臭いをとっても、また臭いそうな安価な羽毛布団であれば、買い替えることも検討して良いでしょう。

 まずは、お金のかからない方法で臭い除去を試して、ダメだったら前向きに検討しましょう。

まとめ

 羽毛布団は決して安いものではありません。良いものを長く使っていきたいなら適切な環境で保管することや適切な対応をすることが大事です。

 保管環境に困っているなら、長期保管のサービスがある宅配もクリーニングを利用すると防カビや防菌、汚れなどもプロによって対処されるので安心して羽毛布団を使えるほか、収納スペースに困らないというメリットがあります。

 寒くなった時期では毎日使う羽毛布団なので、少しでも快適に睡眠できるようにしていけたら良いでしょう。

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