布団の染み抜き方法をシミの種類に合わせて紹介

これまで洗わずに自分の匂いで落ち着く布団になっているけど、頻繁に洗えるものではないので少し染みが目立ってきたなんてことありませんか?

よくある汗や皮脂の黄ばみ、ジュース、鼻血などの血液の染みから、子どもが持ちだしたボールペンなどの落書きまで汚れの種類に合わせて染み抜きの方法を紹介します。

布団って染み抜きできるの!?

洋服などの薄手の衣類と違い、布団の丸洗いは家庭では難しいので、布団の染み抜きも難しそうな印象を持ちます。

しかし、染み汚れの種類に適した洗剤などを用いて正しくこなせば、染み汚れを落とすことが可能です。

洋服でも同じですが、染み汚れは対応が早ければ早いほどよく落ちるので染み汚れに気づいた時点ですぐに染み抜きしてしまいましょう。

ただし、範囲が広かったりすると大変な作業になってしまうので、その場合はクリーニングをおすすめします。

また、布団は大きくて重いし、染み汚れを見られるのは恥ずかしいので宅配によるクリーニングが人気でおすすめです。

染み汚れの種類と判別方法を解説

まずは、染み汚れの種類を正確に把握することが重要になります。

主な染みの種類は、「水溶性の染み汚れ」、「油性の染み汚れ」、「不溶性の染み汚れ」、「タンパク質染み汚れ」、「特殊な汚れ」に分類されます。
各染み汚れの主な原因は以下のとおりです。

染み汚れの分類染み汚れの原因
水溶性の染み汚れ汗、尿、コーヒー、果汁、ジュース、ワインなど
油性の染み汚れボールペン、口紅、バター、チョコ、ファンデーションなど
不溶性の染み汚れ砂、泥、ホコリ、すす(空気中のちり成分)など
タンパク質の染み汚れ血液、牛乳、ミルク、母乳、皮脂など
特殊な汚れカビ、最近、ダニなど

今、目の前で起きた事であれば、どの染み汚れか判断できますが、いつの間にかできた染み汚れは、色も変わってしまったりしていて、どの染み汚れに分類されるかわかりづらいこともあります。

水溶性、油性の見分け方は、少量の水をたらしてみましょう。滲めば水溶性、はじけば油性の染み汚れと判断できます。

「特殊な汚れ」については、対応も特殊になります。別記事にまとめましたのでそちらを参考にしてください。

布団の染み抜きに準備するもの

そして悩むのが、どの洗剤を使えばいいかということです。

染み汚れの種類によって、選ぶ洗剤の種類が変わってきます。正しく選ばないとかえって染みが広がってしまったり、染みはそのままに生地だけ傷んでしまう事もあります。

わかりやすく染み汚れと洗剤の組み合わせを表にしました。

染み汚れの分類洗剤等の種類
水溶性の染み汚れ温水、台所用洗剤、洗濯用洗剤など
油性の染み汚れメイク用クレンジングなど
不溶性の染み汚れ石鹸水など
タンパク質の染み汚れ酸素系漂白剤、オキシクリーン、重曹、大根おろしなど

水溶性は水に溶けやすいので、付着してすぐなら温水だけでも落ちます。

しかし、時間が経ってしまったものは、洗剤を使用すると落ちやすいでしょう。

布団の染み抜きの手順

布団の染み抜きは、部分洗いが基本です。どの染み汚れでもやり方は同じですが、手順は以下のとおりです。

  1. 温水を準備して軽く染み汚れを濡らします。
    ※タンパク質の染み汚れは熱を加えると凝固して落としにくくなるので冷水を用います。
  2. 洗剤を濃い目に溶いた水溶液をタオルに付け、染み汚れ部分をたたくように拭きます。
  3. 濡れタオルで拭いて染み汚れを確認する。
  4. 手順2~3を繰り返し行う。
    ※それでも落ちなければ、自力では難しいと判断しましょう。
  5. 乾いたタオルで吹き上げる。(干すとなお良い)

染みをできにくくするコツ

染み抜きを自分でやる場合は、どうしても限界があります。染み汚れが頑固であったり、広範囲であったりすると難しいので、普段からなるべくきれいに使っていきたいところです。

まずは、こまめにシーツを洗って布団を干すことが一番良いでしょう。単純なことかもしれませんが、とてもかさばって洗うのも干すのも邪魔になるので、なかなか手を付けられないのが本音ですよね。

もう一つは、シーツと布団の間に防水カバーを用いると布団まで汗などの汚れ原因が行かず、布団をきれいな状態に保つことができます。

布団の丸洗いをプロに依頼するとラクラク安心

頑張っても自分でやっても、染み汚れが広範囲だったり頑固だったりすると、お手上げ状態になります。

そんな時は、潔く諦めてプロに任せることをおすすめします。

店舗型のクリーニング店に持ち込んでも良いですが、車が必要だし、重いし、時間ないし、染み汚れ見られるの恥ずかしいしと思う方が多いと思います。

なので布団の丸洗いは、家にいながら誰に見られることもなく完結する宅配クリーニングに依頼すると懸念も払拭されるでしょう。

宅配と聞くと料金が割高のイメージがありますが、店舗型に持ち運ぶガソリン代や労力を考えれば、断然お得です。

まとめ

布団の染み抜きは、正しい方法で行わないと逆に広がってしまってり、生地が傷んでしまったりするので慎重に行いましょう。

もし、自信がなかったり、範囲が広かったり、高価もので生地を傷つけたくないという方は、買い替えやプロに依頼することも考えましょう。

布団の状態に合わせて適切な選択をすると、余計な労力やお金をかけることなく、またきれいな布団で寝ることができるでしょう。

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